ShopifyとAmazonの連携方法を解説!連携するメリットも紹介
著者:坂本彩(ayaaason)ECサイトを作ることができるプラットフォームを提供しているShopifyをご存じでしょうか?
Shopifyは、2017年に日本に参入して以降、国内での注目を集め、シェア率が上昇している企業です。
そんなShopifyですが、Amazonと連携することで多くのメリットを得ることができます。
そうは言っても、実際にどんな手順でShopifyとAmazonを連携すれば良いのかわかりませんよね。
そこでこの記事では、以下の4点について詳しく紹介していきます。
- ShopifyとAmazonについて
- ShopifyとAmazonを連携する際のメリット
- ShopifyとAmazon連携手順
- ShopifyとAmazon連携時のポイント
「ShopifyとAmazonでECサイトを作りたい」
「ECサイトを持っているがチャネルを増やしたい」
「ECサイトを運営しているが、まだ連携していない」
特に上記に当てはまる方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
在庫管理についてまとめた記事もあるので参考にしてください。
Shopifyでの在庫管理方法を開設!おすすめの在庫管理ツールも紹介
ShopifyとAmazonの連携について解説!
ここでは、ShopifyとAmazonそれぞれについての特徴やその違い、連携するメリットを紹介していきます。
ShopifyとAmazonの違い
Shopifyは、自社ECサイトを作るためのツールですが、Amazonは、出店が可能なECモール。
ECモールは、さまざまなショップが集まっているオンライン上のショッピングモールのようなものです。
ShopifyとAmazonはそれぞれ以下のようにイメージすることができます。
「Shopifyは個人で店舗を作り販売を行う。」
「Amazonはショッピングモールに出店して販売を行う。」
そんなShopifyとAmazonについてより詳しく説明していきます。
Shopifyとは
Shopifyとは、ECサイトを作るためのプラットフォーム。
世界で最もシェアされており、175カ国170万店舗以上のショップが、Shopifyを通じて開設されています。
そんな多くの企業から人気を誇っているShopifyには、以下のような特徴があります。
- シンプルでありながら性能が高い
- 比較的容易にデザイン性の高いECサイトを作成できる
- SEO対策やSNSとの連携もできる
- Shopifyアプリストアでチャットツールなど様々な外部アプリを簡単にインストールできる
Shopifyを活用すれば、サイトを作成するための知識がなくても、デザインにこだわったサイトを作ることが可能。
ただサイトを作るだけでなく、Shopifyにはマーケティング機能や在庫管理機能など多くの機能が備わっています。
それだけでなく、アプリストアで便利な外部アプリをインストールすることができます
Shopifyの便利アプリについてまとめた記事はこちらを確認してください!
ECサイトを運営するのに適したサイト作りができるのが、Shopifyです。
Amazonとは
Amazonは、世界でも日本でもトップクラスのECモール。
初心者であっても簡単にEC販売を行えるようなプラットフォームを提供しています。
そのため、Amazonを利用すれば、各社が0からECサイトを作る必要はありません。
そんなAmazonですが、主に以下のような特徴があります。
- 利用者が多いため集客性が高い
- 商品を保管から発送まで行なってくれるサービスがある
Amazonを利用する際は、Shopifyとは異なり、自社でのECサイト構築は一切行いません。
そのため、比較的簡単にEC販売を行うことができますが、デザインや仕様はすべてのショップで共通のものになります。
手間なく簡単にEC販売を行いたいという場合には、Amazonの利用がおすすめです。
ShopifyとAmazonを連携するメリット
ShopifyとAmazonを連携するメリットは、以下の2点です。
- ShopifyでAmazonへの出品管理ができる
- 在庫管理業務の効率化ができる
これらのメリットについてそれぞれ詳しく解説していきます。
ShopifyでAmazonへの出品管理ができる
連携を行うことで、Amazonへの出品をする際に、Shopify上で以下の出品管理をすることが可能になります。
- 価格の変更
- サイズ、色の変更
- 時間の管理
これらの設定をShopifyのみで行うことができるため、Amazonの画面を確認する手間を省くことができます。
同時にShopifyとAmazonの販売管理を行えるのは、非常に便利ですよね。
在庫管理の効率化ができる
在庫管理設定をすると、ShopifyとAmazonの在庫を一括で管理することができます。
一括管理によって、一方で在庫切れが起こった場合、すみやかに対処することが可能に。
また、それぞれの在庫情報を共有する必要がなくなるため、そこでの共有ミスや伝達漏れを心配する必要もなくなります。
このように、ShopifyとAmazonを連携して、作業効率を大幅に向上させていきましょう。
ShopifyとAmazonの連携方法
ここでは、ShopifyとAmazonを連携する手順を紹介していきます。
主に以下の2つの手順を踏むことでShopifyとAmazonを連携することができます。
- Amazonの販売チャネルを有効化
- Amazonで販売を始める
また、連携を解除する手順も説明しているので、参考にしてみてください。
Amazonの販売チャネルを有効化
まずは、事前に『Amazon seller central』のアカウントを作成しておきましょう。
『Amazon seller central』は、Amazonへの出品に関する情報のすべてを管理できるもので、連携にはこのアカウントが必須です。
『Amazon seller central』のアカウント作成が完了したら、以下の手順を行ってください。
- Shopifyにログインし、管理画面で販売チャネルの+をクリック
- Amazonをクリックし、チャネル追加
- Amazonに接続をクリック
以上でAmazonの販売チャネルを有効化することができます。
Amazonで販売を始める
販売を始めるために、『Amazon seller central』のアカウントでオプション設定を行います。
そこで、Amazon販売チャネルを使用可能にするのですが、下記3つの商品の状態によって、その方法は異なります。
- 既にAmazonでリストしてあり、Shopifyで販売している商品
- Amazonで販売していない独自のブランドや商品
- 既にShopifyとAmazonでリストしている商品
3つの方法についてそれぞれ詳しく紹介していきます。
既にAmazonでリストしてあり、Shopifyで販売している商品
- Amazonでリスト済みだが、まだ販売していない
- Shopifyのオンラインストアで現在販売している
上の2つを同時に満たしている場合には、その商品のオファーを作成することができます。
この方法が、最もシンプルで簡単です。
Amazonで販売していない独自のブランドや商品
- 自社独自の商品やブランドを、Amazonではまだ販売していない
こちらの場合は、新しいリスティングを作成しましょう。
新しくリスティングが作成されると、自動で商品のオファーも作成されます。
既にShopifyとAmazonでリストしている商品
- 事前にShopifyとAmazonで同じ商品をリスティングしている
こちらの場合は、ShopifyをAmazonへの出品にリンクさせましょう。
既存のAmazonへの出品にリンクさせることで、ShopifyでAmazon販売チャネルを追加することが可能です。
Amazonの販売チャネルを解除する
販売チャネルを解除する時の手順についても紹介します。
以下の手順に従ってAmazonの販売チャネルの解除を行いましょう。
- Shopifyの管理画面で、販売チャネルをクリック
- Amazonを選択し、アカウントをクリック
- Amazonアカウントのセクションで、接続を解除するを押す
ShopifyとAmazonを連携する際のポイント
ShopifyとAmazonを連携する場合には、以下のポイントを押さえておくとより良いです。
- 同時に『Amazon Pay』の導入も検討する
- サイトの質の向上も考える
ここでは、この2点についてそれぞれ解説していきます。
同時にAmazon Payの導入も検討する
『Amazon Pay』は、名前の通りAmazonが提供している決済サービスです。
決済方法に『Amazon Pay』を導入した場合、より多くのユーザーの決済に対応できるようになります。
Amazonに会員登録している人は、その情報を利用して、簡単な商品購入が可能に。
新しく会員登録をする必要やカード情報を入力する必要なく購入できます。
この 『Amazon Pay』、ShopifyとAmazonを連携する時に一緒に導入することがおすすめ。
『Amazon Pay』も一緒に連携させることで、何度も連携作業をする手間が省けるため、効率的です。
ただ、『Amazon Pay』をShopifyに導入する場合には、申請と審査が必要です。
導入する場合は、連携作業をする前にあらかじめ申請を済ませておきましょう。
サイトの質の向上も考える
サイトを運営する上で、業務の効率をあげることは非常に大切ですが、それ以上に顧客満足度を向上させるサイト作りを行うことが重要です。
ユーザーにとって利用しやすいサイトを作成することで、顧客満足度の向上を図ることができます。
ShopifyとAmazonの連携では、業務の効率化を行うことができますが、サイト自体の質を向上させることはできません。
そこで、外部ツールの導入がおすすめです。
たとえば、『Amazon Pay』の導入では、顧客は以下の2つのメリットを得ることができました。
- Amazonに登録している場合、情報入力の手間を省くことができる
- 使用できる決済方法が増える
このように、外部ツールを導入することで、顧客にとって使用しやすいサイト作りを行うことができ、顧客満足度の向上に繋がります。
また、ユーザーが求めているものが何かを把握して、それに適した外部ツールを導入することで、サイトの質は向上していきます。
目的に合った外部ツールを導入して、わかりやすく使いやすいサイトを目指しましょう。
サイトの質を向上させるなら、チャネルトーク
引用:チャネルトーク
今回は、ShopifyとAmazonの連携について紹介しました。
連携することで、Shopify上での一括管理ができるようになり、作業の効率をあげることが可能に。
また、ShopifyとAmazonを連携する際には、外部ツールと連携して、サイトの質を向上させることが重要でしたね。
ここで、サイトをもっと使いやすくするためのおすすめ外部ツールであるチャネルトークを紹介します。
『チャネルトーク』は、チャットでの接客とCRMが行えるツールで、ユーザーからの問い合わせにすぐに対応することができます。
問い合わせの対応の速さは、顧客満足度を大きく左右する重要なもの。
ユーザーは、対応に時間がかかればかかるほどサイトを利用してくれなくなってしまいます。
また、今まさに商品を見ているホットなお客様に話しかけもできるため、購買率の向上事例も多いです。
チャネルトークのShopifyで構築したサイトの導入事例まとめはこちらで確認できます!
ユーザーに長い間利用してもらうためにも、『チャネルトーク』の導入を検討しましょう。
さらに、『チャネルトーク』には接客チャット以外にもさまざまな機能があります。
たとえば、データ管理やマーケティングなどのECサイト売上をより大きくしていくために必要な機能。
顧客情報をまとめて管理することができて、より作業の効率をあげることもできます。
ShopifyとAmazonの連携、『Amazon Pay』の導入とともに、『チャネルトーク』の導入もぜひ検討してみてください。