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業務のスピードと情報共有の効率化が求められる今、チャットツールの導入を検討する企業が増えています。
しかし、一言でチャットツールと言っても、「ビジネスチャット」や「問い合わせ対応チャット」など用途が異なり、どのツールを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
特に無料から使えるチャットツールも増えており、まずは小さく試してみる企業も増えています。
本記事では、ビジネスシーンで利用されるチャットツールを「ビジネスチャット(社内コミュニケーション向け)」と「問い合わせ対応チャット(顧客とのやり取り・接客向け)」に分け、それぞれの特徴や選び方を解説します。
さらに、無料から利用できるおすすめチャットツール10選を紹介し、導入前に確認すべきポイントをわかりやすくまとめました。
最後に、社内と問い合わせ対応の両方を一元管理できるおすすめのチャットツールの特徴と導入メリットも紹介します。
「複数ツールを使い分ける手間を減らしたい」「業務効率を高めたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。
チャットツールとは、リアルタイムでメッセージをやり取りできるコミュニケーションツールです。
従来の電話やメールとは異なり、送信後すぐに相手の反応を得られる点が大きな特徴。ビジネスの現場では、社内の情報共有や問い合わせ対応のスピードを高める手段として導入が進んでいます。
電話やメールには「すぐに対応できない」「履歴を追いにくい」といった課題があります。
特にメールの場合、担当者が変わると過去のやり取りが把握しづらく、同じ内容を再確認する手間が発生することもあるのではないでしょうか。
一方で、チャットツールならやり取りの履歴が自動で残るため、担当者間での引き継ぎや情報共有がスムーズに行えます。
また、メールのように件名や挨拶文を毎回書く必要がないため、短いメッセージで素早く意思疎通が可能です。
通知機能により見落としを防げる点も、業務の効率化につながります。
さらに、無料で利用できるチャットツールも多く、まずは試しながら導入を検討できる点も魅力の一つ。小規模なチームでも導入しやすく、日々の連絡や情報共有にかかるコストを削減できます。
一口にチャットツールといっても、その目的によって「ビジネスチャット」と「問い合わせ対応チャット」に大きく分けられます。
どちらも「コミュニケーションを効率化する」という点は共通していますが、利用する場面や求められる機能は異なります。
ビジネスチャットは、社内メンバー同士が情報共有や業務連絡を行うためのツールです。代表的なものにSlack、Chatwork、LINE WORKSなどがあり、次のような特徴があります。
主な利用者:社内メンバー
主な目的:社内コミュニケーションの円滑化と業務効率化
主な導入場所:社内・プロジェクトチーム
主な機能:チャンネル管理、ファイル共有、外部サービスとの連携
メールと比べて過去のやり取りをスレッドごとに追いやすく、やり取りの流れを把握しやすいのが利点です。
また、スマホアプリを活用すれば外出先からでも素早く連絡が取れ、チーム全体のスピード感を保ちながら業務を進められます。
さらに、社外の取引先やクライアントとのやり取りにも活用できる点もメリットです。
一方で、ツールによっては無料プランで外部ユーザーとの連携に制限が設けられている場合もあるため、導入前に確認しておく必要があります。
問い合わせ対応チャットは、企業と顧客の間でリアルタイムでやり取りを行うためのツールです。
問い合わせ対応の効率化や顧客満足度の向上を目的として導入されるケースが多く、電話やメールでは補えない「スピード感」や「情報共有のしやすさ」を実現できます。
主に自社サイトやECサイトに設置し、サイト訪問者からの問い合わせや質問に対応する目的で利用されます。
このタイプのチャットツールには以下の特徴があります。
主な利用者:顧客・見込み客
主な目的:問い合わせ対応や満足度の向上
主な導入場所:自社サイト・オンラインショップなど
主な機能:チャット受付、履歴管理、自動返信、担当者の振り分け
問い合わせ対応チャットの強みは、顧客の質問に即時対応できる点です。
電話より待ち時間が短く、メールのように往復の手間もありません。そのため、対応スピードが大きく向上します。
また、有人対応だけでなく、チャットボットによる自動返信機能を併用することで、問い合わせ数の多い企業でも24時間対応を実現しやすくなります。
さらに、やり取りの履歴を自動で蓄積できるため、担当者間の引き継ぎがスムーズになります。
その他には、過去の対応ログをもとに、よくある質問(FAQ)を整理したり、顧客の行動パターンを分析したりすることで、サポート品質の改善につなげることができます。
チャットツールを選ぶ際は、次のポイントを押さえることで、導入後のミスマッチを避けやすくなります。
特に初めて導入する企業では、費用や操作性だけでなく「チームの定着しやすさ」「運用負担の少なさ」にも注目することが大切です。
1 無料プランの有無と機能制限
導入初期のハードルを下げるには、まず無料プランや無料トライアルがあるかを確認しましょう。中小企業では「有料にする価値があるのか」を見極めるために、実際の業務フローに合わせて試す期間が不可欠です。特にメッセージ履歴の保存期間やファイル共有容量など、無料版で制限が多い場合は早めに確認しておくと安心です。
2 使いやすさ(UI・スマホ対応・日本語サポートなど)
チャットツールは、社員全員が毎日使うツールです。デザインや操作性が直感的でないと、せっかく導入しても利用が定着しません。特に外出が多い業種(営業・店舗マネージャーなど)では、スマホアプリの使いやすさが業務スピードに直結します。日本語のサポート体制やヘルプページの充実度も、運用時の負担を減らすポイントです。
3 セキュリティと管理機能
顧客情報や社内データを扱うツールだからこそ、セキュリティは最重要項目です。アクセス権限の細かな設定や、社外とのチャット制御、ログの確認機能などを備えているかを確認しましょう。特に個人情報を取り扱う企業では、国内法(個人情報保護法など)に準拠しているかも確認が必要です。
4 チームの人数・運用体制に合った料金体系チャットツールは人数課金制が多いため、利用拡大時のコストも見越して選ぶことが大切です。少人数チームでは無料プランでも十分な場合がありますが、将来的に部署横断で利用するなら、ユーザー追加や機能拡張がしやすいツールを選びましょう。長期的な運用コストを比較することで、結果的に無駄な出費を防げます。
このような視点で比較検討することで、「現場で使いやすく、長く続けられるチャットツール」を選びやすくなります。
先ほど紹介したビジネスチャットツールと問い合わせ対応チャットツールの違いも踏まえながら、自社に必要なチャットツールを選択しましょう。
また、チャットツールを比較する際は、「無料プラン」と「無料トライアル」の違いにも注意が必要です。
無料プラン:料金0円で継続利用できるが、履歴保存や機能に制限がある
無料トライアル:一定期間のみ全機能を試せるが、期間終了後は有料契約が必要
特に問い合わせ対応チャットツールは無料プランを提供していないサービスも多いため、まずは無料トライアルで本番に近い運用を試してから比較することが失敗しない選び方のポイントになります。
この章では、ビジネスシーンで人気の高いビジネスチャットツールを詳しく紹介します。料金・機能の違いも含めて、各ツールの特徴をまとめています。
問い合わせ対応チャットツールは、次の章で紹介しているので、気になる方はこのまま読み進めてください。
※掲載している情報は2025年11月時点の情報です。最新の情報は公式サイトからご確認ください。
(出典:Slack)
Slackは、グローバル企業で広く使われる代表的なビジネスチャットツールです。
GoogleドライブやZoomなど数千種類の外部アプリと連携可能で、プロジェクトごとにグループ(チャンネル)を設定することで情報共有がスムーズに進みます。英語UI中心ながら日本語対応も進んでおり、IT企業やリモートワーク中心の組織に適しています。
主な特徴
外部アプリ連携が豊富、細かなグループ設計、検索性の高い履歴管理
魅力的なポイント
プロジェクト単位で情報を整理しやすく、外部通知カスタムが柔軟
おすすめの企業
リモートワークが多い企業、グローバル企業、プロジェクト型の働き方が中心の企業
Slackは無料の「フリープラン」を提供しており、料金ページから選択して利用開始できます。
フリープランでは、メッセージとファイルの履歴は90日間まで検索・閲覧可能です。90日を超えたデータは閲覧できなくなります。
1対1のハドル通話や音声・ビデオクリップ、外部組織との1対1コラボレーション、最大10個までのアプリ連携など、日常のチームコミュニケーションに必要な機能は一通り揃っていますが、ワークフロービルダーや高度な管理・コンプライアンス機能、AI機能の多くは有料プランのみで提供されます。
公式サイト:https://slack.com/
(出典:Microsoft Teams)
Microsoft Teamsは、Office製品との高い親和性を誇るチャットツールです。Word・Excel・Outlookとシームレスに連携でき、資料共有から会議開催まで一つのツールで対応できます。特にMicrosoft 365を既に利用している企業であれば、追加の学習コストをかけずに導入しやすい点も魅力です。
主な特徴:Teams会議、Office連携、チャット・通話一体型、ファイル管理
魅力的なポイント:資料作成〜共有〜議事録作成までを一本化でき、会議の質が向上
おすすめの企業:Microsoft 365を利用している企業、会議が多い企業、情報共有を標準化したい企業
Microsoft Teamsには「Microsoft Teams(無料版)」があり、誰でもサインアップして利用できます。無料版では参加者最大100人・最長60分のグループ会議を開催でき、ユーザー1人あたり5GBのクラウドストレージ、無制限のチャット、ファイル共有、タスク、投票などが含まれます。
一方で、会議録画や文字起こしといった機能、長時間・大規模会議、より大きなストレージ、高度なセキュリティや管理機能などは、Teams EssentialsやMicrosoft 365 Businessなどの有料プランで提供される位置づけです。
公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software/
(出典:Chatwork)
Chatworkは、日本で開発されたビジネスチャットツールであり、日本企業のビジネス文化に合わせて設計されています。
「チャット」「タスク管理」「ファイル共有」など、日常業務で必要な要素をシンプルにまとめており、ITツールの利用に自信がない従業員でも直感的に利用できます。
主な特徴:タスク管理、グループチャット、通話、ファイル共有
魅力的なポイント:メール文化に慣れた担当者でも扱いやすく、導入直後から定着しやすい
おすすめの企業:中小企業、店舗運営企業、PCに不慣れなメンバーが多い企業
Chatworkは無料の「フリープラン」があり、1ユーザーあたり月額0円で利用できます。フリープランではチャット、タスク管理、ファイル共有に加えて、1対1の音声・ビデオ通話や基本的なユーザー管理機能を利用可能です。
ただし、閲覧できるメッセージは直近40日分に制限され、組織のユーザー数は最大100人、ストレージは10GB/組織、組織外コンタクトは1ユーザー20件までという上限があります。
詳細検索や長期の履歴保存、より大きなストレージ、複数人でのビデオ会議などはビジネス/エンタープライズといった有料プランが対象です。
公式サイト:https://go.chatwork.com/ja/
(出典:LINE WORKS)
LINE WORKSは、日本人が普段使い慣れた「LINE」の操作感で使えるビジネスチャットです。
スタンプや既読機能があり、カジュアルなコミュニケーションも取り入れつつ、社外の取引先とも安全にやり取りできます。勤怠管理や掲示板など社内運用を強化する機能も充実しています。
主な特徴:LINEに似たUI、外部連絡のしやすさ、スマホ最適化、ワークフロー
魅力的なポイント:店舗スタッフやパート従業員などにも浸透しやすい
おすすめの企業:小売・飲食・サービス業、スマホ中心で連絡する現場が多い企業
LINE WORKSには無料の「フリープラン」があり、企業全体で最大30ユーザーまで月額0円で利用できます。
フリープランではストレージ5GBの範囲で、トーク、掲示板(ホーム)、カレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳などの基本機能に加え、4人まで・最大60分の音声/ビデオ通話と画面共有が利用可能です。
一方で、ユーザー数やストレージ容量、通話の同時参加人数などには上限があり、ログ保存期間や管理機能もStandard/Advancedなどの有料プランに比べて限定的なため、全社導入や大規模運用では有料プランへの切り替えが前提になります。
公式サイト:https://line-works.com/
(出典:Talknote)
Talknoteは、社内の一体感や満足度の向上に強みを持つチャットツールです。
AIが従業員の投稿頻度や傾向を分析し、「オーバーワーク」や「モチベーション低下」を可視化できます。チャットだけでなく、チームのコンディション把握や離職防止を目的としたHR機能があり、従業員の状態を見える化し、従業員の負担軽減に活用することが可能です。
主な特徴:組織の一体感可視化、AI分析、投稿管理
魅力的なポイント:チームのコンディションを把握し、従業員の負担軽減に活用
おすすめの企業:成長中の組織、従業員フォローに課題がある企業、人材定着率を高めたい企業
Talknoteは現在、無料プランは提供しておらず、以前の無料プラン「フリーミアム」は2023年9月30日でサービス終了しています。
現在は無料トライアルのみ利用可能で、本番運用には有料プランの契約が必要です。公式サイトの「無料トライアルボタン」から申し込み可能です。
トライアル期間中は、社内SNSのようなタイムライン投稿やグループ機能、タスク管理、コミュニケーションデータの可視化など有料版相当の機能を確認できますが、期間終了後も継続利用するには有料プランの契約が必要です。
公式サイト:https://talknote.com/
顧客からの問い合わせ対応を自動化・効率化したい企業向けに、おすすめの問い合わせ対応チャットツールを紹介します。料金・機能の違いも含めて、各ツールの特徴をまとめています。
中には従業員からのお問い合わせも自動対応するチャットツールもあり、顧客だけではなく社内での情報共有に役立つものもあります。
問い合わせ対応チャットツールは、無料プランを提供しているサービスが少なく、有料プランのみの場合が多く見受けられます。
しかし、有料プランの機能を1〜2週間程度、無料で試せる「無料トライアル」も多く提供されていることも多いのが特徴。まずは無料で試して、自社に必要な機能を確認してから有料プランに移行することができます。
※掲載している情報は2025年11月時点の情報です。最新の情報は公式サイトからご確認ください。
(出典:チャネルトーク)
チャネルトークは、社内チャットと問い合わせ管理を完結できるチャットツールです。顧客ごとの履歴が自動で蓄積され、担当者が変わってもスムーズに引き継ぎできます。
既存の電話番号を連携して利用できる電話機能では、オペレーターの代わりにAIが電話対応を行い、自動録音と文字起こし機能による電話業務効率化が可能です。
また、チャットと電話からのお問い合わせをひとつの画面で管理できるため、問い合わせ経路が分断しがちな企業におすすめです。
主な特徴:社内チャット機能、顧客履歴、問い合わせ統合管理、自動返信機能、ドキュメントページ作成、CRMマーケティング、AIによるチャット・電話対応(自動返信、要約、文字起こしなどの自動化)
魅力的なポイント:店舗運営しながらでも確認しやすいUI、対応漏れの防止機能
おすすめの企業:小規模〜大規模CSチーム、人手不足・属人化に悩む企業、マーケティングにも活用したい企業
チャネルトークには「無料」プランがあり、基本的なチャット機能、過去30日以内のメッセージ検索、社内チャット、1時間まで利用可能なボイス・ビデオMeetを月額0円で利用できます。
この無料プランだけで、Webサイト上の問い合わせ対応と社内コミュニケーションを同じツール内で完結させられるため、小規模チームやまずはチャット運用を試したい企業でも導入しやすい構成です。
一方で、より高度な機能を含む上位プランを検討する場合は、全機能を14日間試せる無料トライアルが用意されており、その期間内に実際の画面やワークフローを確認したうえで有料プランに移行することになります。
公式サイト:https://channel.io
(出典:Zendesk)
Zendeskは、世界的に多くの企業で利用されているチャットツールです。
チケットによるタスクの分類や優先度設定を柔軟に行えるため、複数部署をまたがる依頼や大規模なチームによるタスク管理も柔軟に行うことができます。
チャットツールだけではなく、メール・電話など複数チャネルを一つの管理画面にまとめられる点が特徴で、問い合わせ量の多い企業でも運用ルールを整備しやすくなっています。
主な特徴:問い合わせ統合管理、ナレッジベース(ヘルプセンター・FAQ作成)、高度な自動化(AIなど)、チケット作成・管理、品質管理
魅力的なポイント:問い合わせやタスクの分類・優先度設定が柔軟で、大規模チームにも対応
おすすめの企業:問い合わせ量が多い企業、24時間対応が必要な企業
Zendeskには無料プランはなく、利用には有料プランの契約が前提になります。
その代わりに、メール・チャット・電話などのマルチチャネル対応やチケット管理、ナレッジベース、レポート機能を備えたZendesk Suiteの上位プランを14日間試せる無料トライアルが提供されています。
トライアル期間中は本番同様の環境で主要機能を評価でき、期間終了後も継続して利用する場合には、いずれかの有料プランへ移行することになります。
公式サイト:https://www.zendesk.co.jp/
(出典:Userlocal)
Userlocalは、日本で開発された国内企業向けに特化したチャットツールです。
AIを活用し、言語処理に特化していることから精度の高い応答が特徴。また、海外からのお問い合わせも自動返信機能と多言語対応機能により自動で対応が可能です。
顧客・社員からの問い合わせ対応をAI活用により自動化し、シンプルな管理画面で設定が容易なため、少人数チームでも導入しやすく、まずは自動化を進めたい企業におすすめです。
主な特徴:言語処理に特化した高精度なAI、FAQ自動生成、用語辞書登録、SNS分析ツール、チャット画面のデザインカスタマイズ、多言語対応
魅力的なポイント:日本語に最適化され高精度の応答が可能、外国人が多い場面での多言語変換も対応
おすすめの企業:問い合わせを自動化したい企業、海外からのお問い合わせも多い企業
Userlocalには無料プランはなく、料金体系は初期費用と月額費用が発生する6か月更新の契約形態です。
料金は初期費用+月額費用の個別見積もり形式です。そのため、導入検討時には、FAQ量や運用規模に応じた見積もりを取得し、他社ツールとコスト面を比較しやすくすることが重要です。
料金表や実際の操作画面については、公式サイト上の動作デモや、資料請求・個別問い合わせを通じて詳細を確認する前提となります。
公式サイト:https://chatbot.userlocal.jp/
(出典:ChatPlus)
ChatPlusは「簡単にすぐ使える」ことを重視したチャットツールで、専門知識が不要な点が特徴です。設定作業が少なく、導入に時間を割けない中小企業にも向いています。
主な特徴:シンプル設計、有人+自動対応、ポップアップ誘導機能
魅力的なポイント:ECサイトで成果が出やすい高速導入
おすすめの企業:小規模EC事業者、IT人材が少ない企業
ChatPlusには無料プランはありませんが、年契約の「ミニマム」プランなら月額1,500円とリーズナブルな料金から利用できます。
有料プランと同じ管理画面でチャット、チャットボット、訪問者ログ、レポートなど主要機能の動作を確認できる10日間の無料トライアルがあり、トライアル期間終了後も継続して利用する場合には、いずれかの有料プランへ移行することになります。
公式サイト:https://chatplus.jp/
(出典:Helpfeel)
Helpfeelは、FAQ検索に強みを持つツールです。
独自の検索技術により、顧客が知りたい情報に最短で辿り着ける仕組みを実現し、業務効率化だけではなく売上につながるマーケティング活用にも役立てることができます。
また、社内ナレッジとヘルプデスク機能により社内情報の検索にも対応し、ヘルプデスク業務の効率化と従業員のストレス軽減にもつながります。
HelpfeelはFAQ検索特化型ツールであるため、一般的なチャットツール機能とは役割が異なります。問い合わせ削減を目的とする場合に力を発揮しますが、リアルタイム対応のチャット機能を必要とする場合は他ツールとの併用を検討する必要があります。
主な特徴:独自検索エンジン、高精度FAQ、問い合わせログ分析、AIによるFAQ回答作成、AIチケット管理
魅力的なポイント:FAQ検索による自己解決率を大幅に向上し、ユーザーと担当者の負荷を軽減
おすすめの企業:FAQを整備したい企業、問い合わせ数を根本的に減らしたい企業
Helpfeelには無料プランはありませんが、料金は初期費用・月額費用とも個別見積もりになります。
機能や操作感を試すためのデモや、個別の無料トライアルについては、公式サイトからの問い合わせが必要です。
基本料金内で利用できる機能が存在し、別料金でのオプション機能・サービスが用意されています。
公式サイト:https://helpfeel.com
ビジネスチャットツールと問い合わせ対応チャットツールは本来目的が異なるため、別々のツールを使い分ける企業も少なくありません。
しかし、運用が分断されると「情報共有の遅れ」「引き継ぎの抜け漏れ」「担当者ごとの対応品質の差」など、さまざまな課題が生まれやすくなります。
今回紹介するチャネルトークは、これらの課題をまとめて解決できる「オールインワン型」のチャットプラットフォームです。
ビジネスチャットツールと問い合わせ対応チャットツールの機能を搭載した操作を同じ画面で扱えるため、ツールをまたいだ確認作業が不要になり、現場の負担を大幅に削減できます。
社内チャット機能:チーム内の業務連絡・共有をスピーディに実行。AIを活用した機能では、情報収集、社内資料の確認、アイデア出しも可能になる。
問い合わせチャット機能:サイト訪問者からの質問にリアルタイム対応。有人対応と自動対応の2種類を、問い合わせ内容に応じて使い分け。対応プロセス(ワークフロー)をあらかじめ設定することで、自動返信機能を追加し、24時間対応も可能。
電話連携:着信ログや録音データを自動保存し、履歴管理が簡単。また電話対応時の文字起こしも行い、社内共有情報としても活用しやすい。
メール・SNS(LINE・Instagramなど)連携:顧客からのメールもチャネルトークの操作画面上で確認・返信できる。顧客接点の多いSNS(LINE・Instagramなど)からの連絡もチャネルトークで確認できる。
入力フォーム:顧客に必要情報を入力してもらうためのフォームをチャット上に設置できる。
ドキュメント管理:ご利用ガイド・ブログ・FAQなど、顧客サポートに必要なドキュメントを一括管理。ワンクリックでWeb公開もできるため、顧客への共有資料としても活用が可能。AIを活用した機能でドキュメントを基盤に関連した情報を探し、適切な回答を生成できる。
顧客プロフィール(CRM):過去のやり取りや属性情報を自動蓄積。連絡先管理や過去履歴の管理だけではなく、分析した情報からパーソナライズされたメッセージを配信し、マーケティング活用も可能。
上記のような機能を個別のサービスで導入すると、ツールごとに管理画面が分かれ、確認の手間が増えてしまいます。しかし、チャネルトークなら、「1画面」で管理できるため、業務の全体像が把握しやすくなります。
対応漏れがなくなる 顧客ごとの履歴がひとつにまとまり、チャット・メール・電話など複数経路の問い合わせも自動で紐づくため、確認漏れが減ります。
引き継ぎがスムーズになる 過去のやり取りや顧客情報が自動で蓄積されるため、新任担当者でもすぐに対応可能。属人化の改善に役立ちます。
複数ツール運用のムダがなくなる 社内チャット/問い合わせ管理/CRMが統合されているため、ツール費用や設定の手間が減り、管理工数を削減できます。
顧客満足度の向上につながる 顧客の情報を社内で即時共有できるため、回答のスピードと正確性が上がり、満足度向上に直結します。
スタッフの負担軽減につながる社内でのスムーズな情報共有や、チャットツールによる問い合わせ対応の業務効率化により、顧客だけではなくスタッフの負担軽減にもつながります。
電話・メール中心で履歴管理が難しい企業
顧客からの問い合わせ対応が属人化している小規模チーム
LINE WORKSやSlackなど社内チャットを使っていて、顧客からの問い合わせ対応だけ別管理になっている企業
複数店舗・複数拠点で情報の一貫性を保ちたい企業
チャネルトークは14日間の無料トライアルが用意されているため、実際の問い合わせ内容に合わせて運用を試しながら検討できます。
「本当に業務効率化につながるのか不安」という企業でも、まずは無料で試せる点は大きなメリットです。
社内連携と問い合わせ対応をまとめて効率化したい企業にとって、チャネルトークは最も導入価値の高い選択肢のひとつと言えるでしょう。
チャットツールは、社内コミュニケーションの活性化から問い合わせ対応の効率化まで、企業の幅広い課題を解決できる重要な業務インフラになりつつあります。しかし、ビジネスチャットと問い合わせ対応チャットでは目的や求める機能が大きく異なるため、まずは「自社が解決したい課題」を明確にすることが成功の第一歩です。
ビジネスチャットツールは、チーム内の情報共有をスピードアップし、電話やメールに比べて連絡の抜け漏れが防ぎやすいという利点があります。
一方、問い合わせ対応チャットツールは顧客とのやり取りを最適化し、スピーディな対応を実現するためのツールです。メールより早く、電話よりも記録が残り、チャットボットを組み合わせれば対応コストの削減にも大きく貢献します。顧客満足度の向上や対応品質の均一化を求める企業にとって、導入するメリットは非常に大きいでしょう。
また、社内連携と顧客対応を別々のツールで管理している場合、情報が点在しやすく、引き継ぎや確認作業に余計な手間が生まれがちです。
こうした課題を同時に解決できるのが、チャネルトークのような「オールインワン型」のチャットツールです。社内チャット・問い合わせ管理・メール・電話対応・CRMがひとつの画面に統合されるため、業務全体の生産性が飛躍的に向上します。
チャットツールの導入によって得られる効果は、単なる「連絡手段の追加」ではありません。
業務のスピードアップ、顧客満足度の向上、属人化の解消といった、企業が抱える根本的な課題の改善にもつながります。まずは無料プランや無料トライアルを活用し、自社の業務フローに最適なツールを選んでみてください。