共同創業者Joshが語るチャネルトークの誕生秘話
Sara
いまや世界20万社以上に利用されているB2B SaaS「チャネルトーク」。
「スタートアップにしては規模も大きく、順調に成長している」
そんな声をいただくこともあります。
しかしながら、共同創業者のJoshは、こう語ります。
「遠くから見ればキラキラして見えるかもしれませんが、実際は一日たりとも楽な日はありませんでした。」
そんなJoshが語る、チャネルトーク誕生のストーリー。
その舞台裏には、想像以上に泥くさくて、しぶとくて、でもどこか人間味のある挑戦の連続がありました。
※共同創業者、JoshとRed
チャネルトークは、初めから完璧に設計されたプロダクトではありません。
むしろ、3度のピボット(事業転換)を経て、ようやくたどり着きました。
創業のきっかけとなったのは、共同創業者のRedとJoshが出会った事です。
高校時代に出会った2人は、2010年、ソウルにある小さなオフィスで初めてのビジネスに挑みました。
彼らが最初に手がけたのは「AdbyMe(アドバイミー)」というソーシャル広告プラットフォーム。
今でいうインフルエンサーマーケティングの先駆けのようなサービスでした。
そして、5億ウォン(約5,000万円)の資金調達、日本とアメリカへの同時進出。
夢は大きく、勢いはありました。
……が、結果は失敗。
ここから、彼らのピボットの旅が始まります。
次に挑んだのは、仮想通貨をベースにしたSNS「Cooki」。
アイデアとしては革新的でしたが、収益モデルがなかった。
マーケットからの反応も冷たく、資金は尽き、借金だけが残る結果に。
「あの頃は本当に死にものぐるいでした。魂まで削って、人生を賭けて。それでもビジネスは形にならなかったんです。」
ある日、ふと街を歩いていると、美容室やパン屋が何気なく営業しているのを見て、Joshは思います。
「僕たちは3回も失敗しているのに、彼らは変わらずそこにいて、お客さんと向き合っていた。」
最新の技術やトレンドにばかり目を向けて、“今日のお客さん”のことを見失っていたのかもしれない。
ちょうどその頃、2人はAmazonの創業者であるJeff Bezosが提唱する「Customer Obsession(顧客への執着)」という考え方に出会います。
ライバルでも、未来の技術でもなく、「顧客」にこそ集中せよ。
この言葉が、2人の思考を大きく変えていきました。
今度こそ、安定的でスケールできるビジネスを。
そう考えて彼らが作ったのが、「WALKINSIGHTS(ウォークインサイト)」。
オフライン店舗の来客数や滞在時間をデータ化し、インサイトを提供するサービスです。
この事業は順調に伸び、ARRは40億ウォンに達し、シリーズBの資金調達にも成功しました。
でも、そんな矢先に思わぬ事態が起こります。
Appleのポリシー変更により、主要なデータ収集が難しくなってしまったのです。
どうせピボットするなら、今度こそ本当に作りたいものを
度重なる挫折。けれど彼らは諦めませんでした。
そして生まれたのが、チャネルトーク。
チャネルトークは、2人がこれまでに学んできた「顧客に向き合う」という哲学をベースに作られました。
「顧客との会話って、本来もっと気軽であるべきなのに、ツールのせいでそれが難しくなっている。それが最大の課題だと思いました。」
社内と顧客用でメッセンジャーが分かれていた当時、
お問い合わせを見逃してしまうことがよくあった。
その課題を解決するため、社内と外部のやりとりを一元化するメッセンジャーからスタートしました。
※事業初期、顧客の対応を見逃してしまうことがあった。
※チームの誰もが顧客のメッセージを見逃さないように、社内メッセンジャーとサポートメッセンジャーを一つに統合したUIを作った。
顧客からの声:「広告費がかかりすぎる」
→ CRMマーケティング機能の開発へ。
顧客からの声:「チャットだけじゃなく電話も使いたい」
→ 音声通話機能を追加。
チャネルトークの機能追加は、すべて「自分たちが作りたいから」ではなく、
「顧客が必要としているから」という理由で行われてきました。
地道に、顧客との声に向き合いながらプロダクトを育てた結果、
チャネルトークはARR360億ウォン(約36億円)を達成し、日本市場でも成長を続けています。
「大切なのは、顧客にまっすぐ向き合い続けること」
それが、今のチャネルトークの文化を形づくっています。
このストーリーを通して伝えたいことは一つだけ。
それは、「Customer Driven(顧客主導)」という考え方です。
私たちはたくさんの失敗から学び、
だからこそ、顧客に寄り添うプロダクトを作り続けています。
私たちは今、AIの力も活用しながら、
企業と顧客のあらゆるコミュニケーション課題を解決するツールへと進化し続けています。
そして今、この旅を一緒に歩んでくれる仲間を募集しています。
スタートアップの面白さを体感したい方、顧客にまっすぐ向き合いたい方。
そんなあなたと、ぜひお話ししたいです。
チャネルトーク - チーム紹介 - 100,000社導入実績のチャネルトークで顧客中心文化とお得意さん作りを提供するカスタマーサクセスメンバー
「答えは顧客にある」をモットーに、エンジニアもCSを行うカスタマードリブンかつプロダクトドリブンで、”お得意さんを作るCSチャット チャネルトーク”を提しています。「カスタマーサポートやカスタマーサクセスが素晴らしい」とお客様からも話題で、顧客中心文化が根付いているチャネルトークメンバーの魅力を大公開します。
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