Tessa • CX Manager / Product
これまでチャネルトークのマーケティングをご利用中の企業さまから、よく頂戴していたお声がありました。
"このメッセージで売上がどれだけ発生したかを確認したいです!"
多くの方が待っていたこの機能が2025年5月16日(金)についにリリースします👏
これからはマーケティングを配信後に該当メッセージからどれだけの売上が発生したのかを簡単に確認できます。このブログでは、マーケティング統計のアップデート内容とアップデート前とどのような点が変わったのかをご案内します。
マーケティング統計を確認するとき、各マーケティングメッセージ別の基本成果だけでなく、売上成果まで確認できます。リストでは、複数の自動配信の売上成果を一目で確認できます。
また、従来のマーケティングではメッセージごとの配信費用まで把握するのが分かりにくかったですが、これからは個別メッセージの配信費用まで確認できることで、費用対売上高(ROAS)、購入あたりの売上高、そして配信あたりの売上高まで確認できるようにアップデートされました。
マーケティングリストで売上や費用を確認できます。
マーケティングごとの統計で確認したい項目を選択し、日毎のグラフで表示されます。
売上統計を集計する方法は簡単です。ゴール設定を売上イベントに設定すれば可能ですが、売上プロパティが含まれたイベントを目標に設定すると、顧客の購入転換回数だけでなく、売上がいくら発生したのかまで確認できます。アップデート後のゴール設定画面を確認すると、どんなイベントを選択した時に売上指標まで確認できるかがアイコンで分かります。
売上プロパティが含まれたイベントに$アイコンんが付きます。
顧客が自社のWebサイトで行う行動(イベント)には、その行動に関する情報を含む様々なプロパティ(属性)があります。カートに商品を入れる(イベント)が発生した時、どんな商品を入れたのか(商品名)、価格がいくらなのか(商品価格)などの情報がイベントのプロパティです。
売上イベントは文字通り顧客の購入が起こった時に売上高というプロパティを持っているイベントを意味します。売上のプロパティを盛り込んだイベントは、各ビルダー社ごとに異なります。
ビルダー | 売上イベント |
Shopify、Cafe24 | Purchase、CheckoutComplete |
より信頼性の高いマーケティングのゴール達成率を提供するために、今回のアップデートではマーケティングのゴール達成を測定する方式をLast Touch寄与モデルに変更しました。
これまでのチャネルトークのマーケティングでは、一人の顧客が同じゴールを持つメッセージを2つ以上を閲覧して目標が達成された時、全てのメッセージがゴール達成したと記録されていました。この方式は各メッセージの成果を確認するには有用でしたが、全体的な成果を把握するには多少不便な点がありました。
これを改善したLast Touchモデルは、最終的に顧客の目標達成を誘導したマーケティングに成果を集中する方式です。複数のマーケティングを実行して特定のゴールを達成した場合、多数のマーケティングの中で顧客が最後にアクション(閲覧やクリック)したマーケティング1つのみが最終的に顧客のゴール達成を誘導したと判断するのです。これにより、より明確で信頼性の高いゴール達成率の統計を確認できます。
状況 | 同一条件のゴールを複数のマーケティングに設定した後、一人の顧客がゴールを一度達成したとき |
変更前 | 有効期間中の全てのマーケティングのゴール達成に+1 |
アップデート後 | 有効期間中のマーケティングのうち、最後のマーケティングのゴール達成のみ+1 |
ただし、より信頼度の高い測定が可能になっただけに、従来に比べてゴール達成率がやや低く測定される可能性があります。しかし、これは過大評価なしに実際の寄与をより正確に反映するための措置なので、ご理解いただけますと幸いです。
原文:Ken(Marketer in Korea)
翻訳:Tessa(CX/Product in Japan)